目盛を読む
ノギスの読み方
ノギスは1つの測定値を2本の目盛に分けて表します。主尺がミリメートルの整数部を与え、副尺が主尺では粗すぎて表せない端数を拾います。2本の目盛のかみ合い方が見えてしまえば、手順は毎回同じです。
- 1
まずゼロを確認する
ジョウを完全に閉じます。副尺のゼロは主尺のゼロにぴったり重なるはずです。重ならなければ、そのずれを控えておいてください。補正するまで、あなたが取るすべての読み取りがそれを引きずります。
- 2
ジョウを対象に当てる
部品を固定ジョウに据え、握り込むのではなく微動送りローラーでスライダー側ジョウを寄せます。軽く、再現できる接触が目標です。それ以上の圧は部品のたわみを測っていることになります。
- 3
主尺を読む
副尺のゼロがすでに通り過ぎた最後の整数ミリ目盛を探します。その数字が主尺の読みです。この手順全体で最も多い取り違えは、副尺のゼロの手前ではなく直後の目盛を取ってしまうことで、これは丸1ミリメートルずれます。
- 4
一致する副尺の目盛を見つける
副尺に沿って進み、主尺の線とぴったり同じ高さになっている唯一の目盛を見つけます。その両隣は目に見えて上か下にずれています。その目盛の番号が副尺の読みです。
- 5
足し合わせる
副尺の目盛に最小読取値をかけ、主尺の読みに足します。全読み取り値 = MSR + (VSR × LC)。手順1のゼロ補正を適用すれば、それがあなたの測定値です。
公式
TR = MSR+ (VSR× LC)
計算例:0.02 mmのノギスで軸を測ると、副尺のゼロは25 mmの目盛をわずかに過ぎたところにあり、MSR = 25です。副尺の6番目の目盛が主尺の線と一致しているのでVSR = 6。LC = 0.02なので、合計は 25 + (6 × 0.02) = 25.12 mm。シミュレーターを25.12に合わせると、表示に同じ3つの数字が現れます。
診断
読み取りを台無しにする6つのミス
ノギスの誤った読み取りは、ほぼすべてこのどれかから生じます。シミュレーターで意図的に再現しておけば、自分の作業の中でも気づけるようになります。
主尺を1目盛先まで読んでしまう
副尺のゼロが通り過ぎた目盛ではなく、その直後の目盛を取ってしまうこと。結果はちょうど1 mm大きくなり、しかも完全にもっともらしく見えます。
「ほぼ」合っている目盛で妥協する
本当に一致する副尺の線は1本だけです。その両隣は目に見えて上か下にずれています。2本が同じくらいよく見えるなら、真の値はその間にあり、あなたの最小読取値では分解できません。
ゼロ点誤差をまったく無視する
補正されないずれは、一連の測定すべてを同じ量だけ動かすので、どれも異常には見えません。始める前と終えたあとにゼロを確認してください。
ゼロ補正を逆向きに適用する
正の誤差なら引く。負の誤差なら足す。符号を逆にすると、誤差は消えるどころか倍になります。
ジョウを握り込む
アルミ、樹脂、薄板では、手の力だけで最小読取値以上に部品を潰せてしまいます。微動送りローラーを使い、接触を感じたらそこで止めてください。
目盛を斜めから読む
視差は、本当に一致している目盛をずれて見せ、その逆も起こします。目盛を真正面から見るか、上のシミュレーターの拡大機能を使ってください。
試す
このページの内容は、器具を目の前に置くとずっと腑に落ちます。
シミュレーターにはドラッグできるジョウ、3種類の最小読取値、インチモード、ゼロ点誤差の再現、そして読み取りを採点する練習モードがあります。
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